歴 史

その始まりは大騒ぎからだった・・・

“資本主義者!” 判事が不機嫌な声で机を小槌で叩きながら、こう叫んだのは、商売に抜け目ない商人を生むことでよく知られていた地方にあるシューハラルズビグデンという村出身の、珍しく勤勉なテキスタイル商、インゲマル・ラーションという男のせいでした。インゲマル・ラーションはそれまで行なってきたテキスタイルの生産に加えて、大胆にも利益を生む貸金業も副業として始めたからです。
亡くなっても、その心は生き続けています
創業者インゲマルの愛娘、マータは1692年に生まれました。好奇心旺盛なマータは、父親の教えを受け、テキスタイル商についての全てを学びました。父に似た彼女は、生まれながらの企業家でした。精力的に家業を成功させ、インゲマルの自慢の娘となりました。

カール12世?誰?
マータの遺産は受け継がれ、19世紀の初めには、一族はエーケルンド家と名乗るようになりました。リネンは飛ぶように売れ、ノルウェーの谷あいの村々にまで広まって行きました。エーケルンド家の名は、スウェーデンの偉大な勇者、カール12世よりも名が知られる程でした。
ハートビグは王様をノックアウトしてしまいました
スウェーデン国王、グスタフ5世が避暑地として過ごされていたセールという町に、エーケルンドのセールスマンであったハートビグ・ヨハンソンが見本を持って伺うのは、その頃では毎年の恒例となっていました。ある日、王様とハートビグが王家の紋様の素晴らしさについて話しながら、小柄なハートビグが自分が持ってきた布見本を取ろうと下を向き、また興味をそそられた王様もそれにつられて美しいリネンを見ようと同じ方向を見たのです。なんと悲しいかな、そのタイミングは悪い事にハートビグの肩越しに布地をじっと見ていた王様の顎にハートビグの背中がぶつかってしまうこととなり、気の毒なハートビグは王様にとっては忘れがたいアッパ−カットをお見舞いしてしまいました。


画像: スウェーデン国王、グスタフ5世とハートビグ・ヨハンソンが弊社製品の質を見定めている写真
千年に1度の革命
セールでの王様との事件にもかかわらず、ハートビグとエーケルンド家は成功をおさめてゆきました。先代の彼らによってなされてきた発明に、後の世となり感謝している点は多々あります。実際彼らの技術を受け継いで、1997年、10代目となるエーケルンド家当主で現在の弊社CEOであるクリステルが新しい織布法を開発しました。専門家に言わせれば、織布芸術の革命とも言えるこの発明は、1000年以上の歴史上初めての完全な新しいシステムと言えるのです。


画像: 弊社の革命的な織布製法は、三原色を使ってデザインの世界に新風を送っています
次の世代からの借り物にすぎない一族の遺産
今日、弊社の工場では35名の職人が働いており、彼らの献身的な作業は弊社の700品目に渡る製品全てに行き届いています。弊社が今後どのように発展してゆけるのか、未来を予言することは簡単ではありません。現在の成功を謙虚に受け止め、将来を見据えて歩んでゆかねばならないと考えています。一つだけ確実に言えることは、エーケルンド家が築いてきたこれまでの遺産は私共の子孫へ引き継ぐ為の借り物にすぎないということです。私共はこの事を常に念頭に置いて事業をすすめています。

画像: 弊社の全て製品同様、この美しいテーブルクロスもスウェーデン・エーケルンド家所有の工場で織られています。

地球と友達

17世紀以来、私共は自然との強い結びつきを楽しんできました。その上、何といっても私共の生活はその自然の恵みのおかげで成り立っています。私共を養ってくれているこの自然を尊重し続けることが弊社理念の基礎となっています。この理想は、いくら高く持っても高すぎるということはありません。1995年、数々の団体からエコロジー製品の認証を受け、弊社のテキスタイルにはエコラベルをつけることを許されました。これは世界で初めてのことでした。1997年にテキスタイルの皺寄せ・皺伸ばし加工用機械を独自に開発した際、この工程でテキスタイルを乾燥する時に使用する水蒸気に工場の屋根に貯まった雨水を活用することにしました。このシステムは、雨水1滴たりとも無駄にしないというユニークな発想からできたものです。近い将来の目標は、工場周辺の環境に優れた森から出るバイオ燃料を使ったセントラルヒーティングを工場内に設置することです。
エーケルンド・ブランドは、一世紀以上スウェーデン王室御用達を受け賜わっています。当時まだ皇太子だったグスタフ皇太子が弊社工場に来訪された翌年の1878年に王室への最初の納品がなされました。グスタフ皇太子が即位されグスタフ5世となられた後も、王は弊社の大切なお客様となって下さり、グスタフ王のご子息であるグスタフ6世アドルフ王の時代になってもそれは続きました。そして現在のカール16世グスタフ王にもお仕えし御用を伺っていますことを弊社社員一同喜ばしく思っております。
1692年から織物業を伝統的に受け継いできた現在のエーケルンド家4世代の写真
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昔、ダマスク織物は、貴族もしくは上流階級の人達だけが使える物でした。なぜなら狩猟の模様が入っている175x238サイズのリネンが現在の価格にすると一枚30万円近くもしたそうで、模様入りのリネン織物は当時非常に高価な物だったのです。
弊社から王室に御用達したのが1878年、当時のグスタフ皇太子、のち国王となられたグスタフ5世が1877年弊社を訪れられた際、発注されたのが始まりです。その後も引き続きご愛願頂き、グスタフ・アドルフ6世から現在のカール・グスタフ16世になられても御用達を続けております。
1998年6月6日、スウェーデンのナショナルデーに、カール・グスタフ16世王即位25周年記念晩餐会が催しされ、クリステル・エーケルンド社長も招待されました。
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世界最大のリネン産業をを有するロシアから1996年、クレムリンのバンケットホール用の新しいテーブルクロスとナプキンが『最高品質の物だけが良い製品である』と言うポリシーのもとで弊社に発注されました。
このテーブルクロスは、縁のところにロシア国紋が織り込まれており、長さが10メートルある物です。当然の事ながら、その製品は環境にやさしい製品として認定されたラベルが付いた物です。
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